疲労と疲労感

今日は疲労と疲労感の違いについてです。【参考:疲労とはなにか:Bluebacks講談社】
正直、同じようなものと思ってしまいますが実はこれ難しい内容です。
(簡単と言えば簡単なんですが・・・)
疲労には二つの意味があります。

1.「疲労感」・・・疲れたという感覚
2.「体の障害や機能低下」・・・疲労感の原因となるもの

疲労感を数字で表す方法としてVAS(Visual Analogue Scale)ヴィジュアル アナログ スケールというのです。
「0」を疲労感ゼロ、「10」を想像できる最大の疲労感ということで測ります。
ただ、これは同じ人には通用しますが違う人には通用しないものです
例えば
Aさんが疲労感VAS「8」
Bさんが疲労感VAS「8」
となった場合、同じ「8」でも個人によってその意味合いは異なります。

AさんもBさんも同じ疲労であるということは言えません。
科学的に同じであるというと
疲労の尺度となる〇〇の物質がAさんもBさんも同じであるということが言えなければなりません。

なので「疲労」という言葉を使うときには私たちは気を使います。

ただ、鍼灸では内臓の機能をあげる(血流を良くする)といったことがあります。
例えばツボに鍼を刺すとお腹が動くといったことです。
鍼は皮膚からの刺激で内臓が動いたりする
「内臓体制反射」というものを利用しています。

この点からいうと「体の障害や機能低下」に鍼をすることで
疲労感を楽にするということは考えて良さそうです。

では疲労感とは一体なんなのか?
例えば、痛みなら「危険を知らせるアラーム」が発動します。
傷ができた場合に「ここに傷があるよ!動かさないで!」
みたいな感じです。
疲労感の場合は「休みたい!・・・」という気持ちが働きます。

思い出して下さい。例えば休日に散々子供と遊び、帰ってきたら
妻に「これとこれ手伝って!」「これやっといて!」
と言われたときに「えー、疲れた。ちょっとゆっくりしたい」
という気持ちです。少なくとも私の場合はこれですね。
「休みたい」と思うこの時が疲労感Maxでしょう。

本を引用すると(疲労とはなにか:Blue backs講談社)
【「過剰な活動によって体の組織に障害が生じているときに、脳にその危険を知らせてくれるのが「疲労感」という感覚】
ということです。素晴らしい。わかりやすい。まさに予防医学的な表現。

ということは疲労感も痛みも危険を知らせるアラームのようなものです。これを無視して休まないことは危険な匂いがします。そして実は「休む」というのは生物には大切な行為なようです。お酒を作る酵母菌でさえ、疲れたら休むと言います。
どうやらDNAに刻み込まれたシステムのようです。

となると疲労を伝える物質がありそうです。ありました。どうやら炎症性物質が関わっているようです。
これらの物質が脳にも流れていき疲労感が生まれるようです。確かにマラソンで身体中痛くなり炎症が起きている状態の時の疲労感はすごいです。

本を読み進めていくと疲労について詳しくなれそうです。
治療にも役立ちそうな内容なので今後も勉強していきたいと思います。

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