【潰瘍性大腸炎】でお困りの方へ 当院の治療方針について書きましたので、お読み下さい

潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に潰瘍やびらんなどの慢性的な炎症が起こる病気です。クローン病とならび、炎症性腸疾患の代表的疾患として知られています。

20代から30代の若年者に好発する病気で、発症年齢のピークは男性が20~24歳、女性が25~29歳といわれています。しかし、小児や50歳以上でもみられるなど、幅広い年齢層で発症する可能性があります。同じ炎症性腸疾患のクローン病とは違い、潰瘍性大腸炎に性差はありません。

潰瘍性大腸炎は、炎症の広がりによって直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型などに分けられ、炎症の程度により症状も異なります。

潰瘍性大腸炎の一般的な症状には、下痢や血が混じった粘り気のある血便があります。また症状は炎症の広がりにより変わります。炎症が大腸の上部に広がると、便が柔らかくなり排便回数が増加する傾向があります。また、残便感がありトイレに行く頻度も増えます。腹部にけいれん性または持続的な痛みが生じることもあります。