【耳鳴り】でお困りの方へ 当院の治療方針について書きましたので、お読み下さい

耳鳴りはあなたの耳の中で、あなただけが聞こえる共鳴音、クリック音または「キーン」「シー」のような音と表現されます。耳鳴りの音の種類と強度は人によって異なり、異なる方法で体験するかもしれません。高い音、太い音、低い音、または変化する音色の場合もあります。

音の強弱や長短に関わらず、耳鳴りはあなたが聞きたいことに集中するのを妨げる可能性があります。

近年、耳鳴りが大きな苦痛につながる「しくみ」がわかってきたといわれています。自分にとって有害な音と認識されると、脳は意識の中に鮮明にその音を浮かび上がらせるとともに、自律神経をも調節するわけです。この機能が、まさに耳鳴りの苦しみをつくっているわけです。

耳鳴りが続けば、誰もが不快です。 耳鳴りが不快と認識されると、頭の中にきわだって意識する現象が生じます。 これがストレスを招き、悪循環に陥っていきます。

耳鳴りに対するストレスは、さらに耳鳴りに対する気持ちを強く自覚させていきます。 夜間この状況が起きると、自律神経は活動モードのままとなり不眠に陥ります。 不眠が続くと、寝不足になり、精神的なゆとりをなくします。気持ちのゆとりがなくなると、頭の中は耳鳴りのことばかりになってしまいます。このような悪循環が、耳鳴りが大きな苦痛となっていくのです。