顔面神経麻痺の原因

顔面神経麻痺には中枢性と末梢性のものがあります。
中枢性での原因は、腫瘍や脳血管障害、多発性硬化症といった原因があります。
末梢性ではベル麻痺(ヘルペスウイルス)とラムゼハント症候群(帯状疱疹ウイルス)です。
ヘルペスウイルスによる顔面神経麻痺は10万人に20人〜30人と言われており40〜50代に多いです。帯状疱疹ヘルペスウイルスによるものは10万人に2〜3人と言われ、症状はヘルペスウイルスによる顔面神経麻痺よりも重いことが多いようです。これは、帯状疱疹ヘルペスウイルスによるものの方が、顔面神経の炎症が強いことが原因となっています。

顔面神経麻痺の評価

主な評価の仕方は、専門病院でもENoG(エレクトロニューログラフィー)という検査で、神経の損傷具合を見る検査と40点法(柳原法)という検査で評価していきます。ENoG検査では麻痺側でない検測と比べて40%を下回ると損傷具合がひどいので、何かしら麻痺が残るとされています。

顔面神経麻痺の治療

当院では治療法として鍼とセルフマッサージをお伝えしています。また、ホットタオル等で筋肉を温めるということも推奨しています。 まずは、麻痺が起きて ・口から水が溢れる ・顔が突っ張る ・耳が痛い、帯状疱疹が出ている といったことがありましたら神経内科を受診してください。 そこで、早期に炎症を抑えるお薬の服用を始め、その後に(治療終了後ではなく同時進行で鍼治療をお勧めします)鍼灸のご相談を頂ければと思います。 まずはお気軽にご相談ください。

顔面神経麻痺の症例

X年5月 口角の下りなど顔面の筋肉の異常に気が付き総合病院の耳鼻科受診
    ベル麻痺と診断。ENoG検査18% 柳原法 顔面スコア20/40

X年5月翌日 当院受診
      柳原法 顔面スコア12/40
点数が低いのは炎症が進んでいたと思われる。ただ当院での簡易的な電気検査では表情筋は比較的動く様子であった
上肢バレー、聴覚異常、味覚異常なし
筋肉拘縮、炎症を抑える目的で鍼治療開始 鍼通電

2回目
X年5月前回より3日後
     柳原法 顔面スコア12/40 片目がつぶりが出来ないため涙が出る。またそのせいか肩こりを感じる。

3回目
前回より4日後
 柳原法 顔面スコア20/40
その後スコアは同じのまま、7回目を迎える。
スコアは同じであるが、
柳原法は点数のつけ方が
「0」は全く動かない
「4」は完全に動く
そのほかは全て「2」点のため実際は動いていても評価は「2」点のため点数は低くなる。そのため病院での評価項目であるENoG検査18%だったため、検診時には回復に病院の先生方も驚かれたとのこと。7回目以降週一回の治療で、現在11回目終了。顔面スコアは28/40点まで上がってきている。

結果

顔面神経麻痺は早期の治療ほど結果が良いので受診してからすぐ当院に来て頂いたことも良かったと感じている。また顔だけの治療だけでなく背中や肩の張りへの鍼灸治療も患者さんの心身のリラックスにつながり不安な気持ちも和らいでいるように感じる。

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