小児鍼

小児鍼症例報告

小児鍼とは

小児鍼（小児はり）とは、子どもを対象とした日本独自の鍼治療法で、江戸時代後期から発達してきた歴史ある治療方法です。一般的な鍼とは異なり、鍼を体に刺さず、専用の鍼具で皮膚をさする、あるいは皮膚にトントンと当てるだけの技法で、0歳から12歳くらいまでの子どもに安全に行えます。

自律神経を整え、自然治癒力を高めることで様々な症状の改善を目指します。

小児鍼の特徴

正確な統計は限られていますが、夜泣きに悩む乳幼児は約20-30％、小児アトピー性皮膚炎は約10-15％、アレルギー疾患については4人に1人の子どもが何らかのアレルギーを持っているとされています。現代の子どもたちはストレス社会の影響で自律神経の不調を抱えるケースが増加しており、小児鍼のニーズは高まっています。不登校や発達障害への適用も注目されています。

小児鍼でお悩みなら当院までご相談ください。

夜泣きや癇癪などの症状を放置すると、家族全体の睡眠不足やストレスが慢性化し、親子関係や夫婦関係にも悪影響を及ぼします。子ども自身も慢性的な疲労状態となり、免疫力の低下で感染症にかかりやすくなったり、成長発達に影響が出る可能性があります。

アトピー性皮膚炎では症状が悪化し、ステロイドへの依存が強くなるリスクもあります。また、不登校や発達の遅れなど、将来的な問題に発展する可能性も懸念されます。

小児鍼が有効な症状

開院以来、当院には小児鍼でお困りの親御様が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、小児の症状は複雑に絡み合っているということです。

小児鍼が有効な症状として次のものが挙げられます。

小児鍼は子どもの心身の不調を総合的に改善する治療法です。

これらの症状は単独で現れることは少なく、自律神経の乱れを背景として複数の症状が同時に現れることが多くあります。小児鍼は根本的な自律神経の調整を行うことで、様々な症状を同時に改善していくことができます。また、薬を使わない自然な治療法として、体質改善と健やかな成長発達をサポートします。

お子様一人ひとりの状態が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。小児鍼は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

小児の症状への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法・生活指導

長期使用による副作用や依存性のリスクがあり、根本的な改善にはなりません。実践が困難な場合が多く、継続的なサポートが不足しがちです。

特に小さな子どもに薬を長期間使用することへの不安を感じる親御様も多く、成長期の子どもへの影響も懸念されます。

心理療法・物理療法

時間がかかり、幼い子どもには適用が困難な場合があります。一時的な効果にとどまることが多く、継続的な通院が必要です。

経過観察は積極的な治療を行わないため、症状が長期化するリスクがあります。また、家族のストレスや育児不安への対応が不十分な場合が多くあります。

小児鍼による改善アプローチ

まずはお子様の状態と症状の原因を明らかにします。現在の自律神経の状況や成長発達の状態、生活環境を正確に把握しなければ、適切な対応を進めることができないからです。

当院は、カウンセリングと検査で、お子様の症状の原因を考え見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持った院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

小児鍼に関わる様々な要素を詳細に分析します。お子様の自律神経の状態や成長発達の度合い、生活リズム、親子関係まで総合的にチェックしたうえで症状の改善と健やかな成長をサポートします。

薬物治療に不安を感じている方、自然な治療法をお探しの方も安心してご相談ください。

当院で小児鍼による改善が期待できる理由

小児の症状改善には現在の自律神経の状態と成長発達の状況を正確に把握することが最も重要です。自律神経の調整と自然治癒力の向上が最も重要であり、その理由は小児の症状の多くが自律神経の未熟さから生じているからです。だからこそ、症状の変化や身体の反応を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。小児鍼は小児の専門家である鍼灸師にお任せください

小児鍼のQ＆A

小児鍼は本当に安全ですか？

小児鍼は鍼を刺さない技法で、皮膚をやさしくなでるだけの治療法です。江戸時代から続く日本独自の安全な治療法で、副作用の報告もほとんどありません。

何歳から受けられますか？

生後40日頃から12歳くらいまで安全に受けられます。年齢に応じて刺激の強さや施術時間を調整します。

痛くないのですか？

全く痛くありません。くすぐったい感じや心地よい刺激で、施術中に眠ってしまう子どもも多くいます。

どのくらいの期間で効果が出ますか？

症状により異なりますが、夜泣きなどは数回の施術で改善が見られることが多く、慢性的な症状でも1-3ヶ月程度で変化が期待できます。

副作用はありませんか？

刺さない鍼のため副作用はほとんどありません。まれに施術後に一時的な眠気や軽いだるさを感じることがありますが、自然に回復します。

どのくらいの頻度で通えばいいですか？

症状の程度により異なりますが、最初は週1-2回、改善に伴い間隔を空けていきます。維持期は月1-2回程度が一般的です。

小児鍼と当院の治療は非常に相性がいい施術です。刺さない鍼による優しい刺激は、小児科や皮膚科で解決できなかったお悩みが良くなり、多くの親御様に喜んでいただいております。

小児の症状は早めに対処すればするほど、改善の可能性が高くなります。お一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

安心して受けられます