
院長:後藤お気軽にご相談ください!
顔面神経麻痺(ラムゼハント症候群)で来院されたされた女性(40代)の症例事例をご紹介します。

X年12月上旬、右耳帯状疱疹が出て耳鼻科を受診。その時は何も症状がないため(顔の麻痺)診断なく、1週間後に口元が動かなくなり耳鼻科でラムゼハント症候群と診断された。X年+1年1月10日にめまいも出てきたためMRI検査をした。この時は聴力は問題なかった。
発症から約1ヶ月半後、耳鼻科から鍼灸治療を勧められ近所で探して受診に至る
耳鼻科では帯状疱疹が出た時には帯状疱疹として抗ウイルス薬・ステロイドを処方され服用。1週間後に顔面部の麻痺が出て再受診し顔面神経麻痺と診断に至った。発症から約1ヶ月半後にめまいが出現し、MRI検査を実施した。ENoG検査はなく、受信時には顔面スコア10/40点。医師から鍼灸治療を効き受診に至った。発症前は家族のことでストレスを感じていた。
初回腹診検査結果は以下の通り
神経学的な検査では異常がない当院のと問診での診断結果からラムゼハント症候群として判断した。
顔面筋肉の拘縮予防と神経血流改善を目的として治療開始。また、同時に肩こりや首コリを判断し、筋緊張緩和と頸肩部の血流改善を目的に治療を開始した。


体が軽くなり暖かい。顔面スコア10/40点
口元の動きがわるい、ほぼ動いていない状態
顔面スコア12/40点
顔面スコア14/40点
顔面スコア16/40点
顔面スコア18/40点
顔面スコア20/40点
治療開始から約1か月半
顔面スコア20/40点
食べ物が少し口元にたまらなくなってきた。
顔面スコア20/40点
ストローで水が吸いずらい
顔面スコア20/40点
唇下の動きが弱い。上唇は動きが出て引き上げる。共同運動が出始める。
顔面スコア20/40点
治療開始から5か月。スコアは同じであるがやや、3点に近い動きもあるが評価法により2点。治療は終了。


※個人差があり効果を保証するものではありません
目が閉じられないため最初のころは不便を感じていました。




顔面神経麻痺はご相談ください
ラムゼハント症候群の診断でした。ENoG値検査はありませんでしたが、顔面スコアは10/40点とスコアは低めでした。発症から診断名がつくまで1週間と時間がありましたが、その後顔面神経麻痺と診断がついたとのことでした。原因が帯状疱疹であったこととスコアから予後は良くないことをお伝え、顔面筋肉の拘縮を防ぐ意味でも鍼灸治療を開始しました。
ENoG10%以下である場合には、半数は治癒(完治を評価する数値として顔面スコアは38/40点)せず、後遺症が高率に生じるとされています。またENoG値40%以下で回復後に共同運動が出ることが指摘されていることから、顔面神経麻痺では後遺症は避けられないこともお伝えした症例でした。今回は顔面スコア10/40点から考えると、House-Brackmann法と柳原法(40点法)の互換表を照らし合わせて考えるとgrade5に高度麻痺にあたりました。
顔面神経麻痺の治療が終了した方の多くで、病院で完治(または終了)と言われた後でも、冷たい風や外に出るときや仕事で緊張するときなどに顔のこわばりを感じることがあります。これらはストレスや緊張による血流低下も関与していると考えられます。治療に目標や気持ちが入ると、緊張やストレスなく前向きな状態になります。血流にも関与していると考えられます。
鍼治療は顔面神経麻痺による筋肉の拘縮を防ぎ、QOLを向上させることがゴールと言えます。そのためには、専門医と連携し当院でもセルフケアの指導を含め技術の向上が必要と考えています。
何かご不安や質問等がありましたらお気軽にご相談ください。
顔面神経麻痺について解説しているこちらのページもお読みください。







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