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湿布などの消炎鎮痛剤の成分について

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 2023-07-28  過去に投稿された記事再投稿しています

筋肉痛・筋疲労・肩凝りの痛み・腰痛・膝痛といった痛みに使われる湿布。その有効成分を見るとなんだか色々あり気になってくるものです。そんな薬局・ドラックストアで売られている消炎鎮痛剤の有効成分を記載してみました。参考にしてみてくださいね。

目次

冷却成分・・・

・サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール
知覚神経を一時的に麻痺させて痛みを緩和、抗炎症作用

・l-メントール

局所を刺激し清涼感を与える。冷たさを感じる細胞のレセプターを刺激する

・セイヨウトチノミ

消炎、血行促進作用

・dl -カンフル、ハッカ油

鎮痛、鎮痒、収斂、消炎作用、清涼感

温感成分・・・

・トウガラシエキス

カプサイシンが皮膚を刺激し血行促進させ炎症や痛みを和らげる

・ノニル酸ワニリルアミド

局所を刺激し、血行促進

解熱鎮痛成分(NSAIDs)非ステロイド性解熱鎮痛成分・・・

・インドメタシン

・ケトプロフェン

・フェルビナク

・ジクロフェナクナトリウム

・ピロキシカム

・ロキソプロフェン

皮膚から吸収され、プロスタグランジン(発痛増強物質)を阻害して局所の炎症や痛みを緩和する

血行促進成分・・・

・ノナン酸バニルアミド

・ニコチン酸ベンジルエステル

血管を拡張して血流の流れを良くする

ビタミン成分

・トコフェノール酢酸エステル

血管を拡張して血流の流れを良くする

以上、有効成分についての分類でした。炎症が強い時には湿布剤も有効です。ただ傷口には使用すると痛みを伴うので、その場合にはアイシングを使いましょう。アイシングは、薬剤を使わないもので炎症を抑えるには一番簡単な方法です。

アイシングの方法

氷を袋に入れて空気を抜き、患部に10分ぐらい当てるだけで炎症を抑えることができます。冷たすぎてつらい場合には濡れタオルで患部を包んでその上から氷を当てるようにして下さい。保冷剤などは低温やけどの危険性があるのでなるべく使用を避け、どうしても使用する時には保冷剤を濡れタオルで包んでから患部に当てるといいでしょう。

急性期の基本はRICSです。

R・・・Rest(安静)

I・・・Ice(冷却)

C・・・Compression(圧迫)

E・・・Elevation(挙上)

捻挫・打撲・挫傷の時には安静にして冷却し包帯などで圧迫し、そして足を上げるなど挙上して下さい。

状況にもよりますがスポーツなどの怪我では多くの場合はこの対応で予後が変わってきます。それでも内出血や腫れ痛みが激しい場合には医療機関を受診しましょう。

ところが・・・番外編

最近、急性期にはアイシングというセオリーに疑問符がついています。その考えが軟部組織損傷の回復を早める方法というものです

PRPTECTION(保護)
外傷後の数日間は痛みを伴なうことをさける
ELEVATION(挙上)
怪我した部位はできるだけ頻繁に心臓より高く上げる
AVOID ANTI-INFLAMMATORIES(抗炎症薬をさける)
組織の回復を低下させる可能性があるためアイシングもさける
COMPRESSION(圧迫)
弾性包帯を使用して腫れを抑える
EDUCATION(教育)
患者の状態に最も適した対処法を教え、過剰な医学的診察と薬の服用、不必要な受動的療法を避けるようにする

これまでの方法を少しづつ変えていくことが必要かもしれないですね。


院長:後藤

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