睡眠障害

睡眠障害症例報告

睡眠障害とは

睡眠障害とは、睡眠に関する様々な問題の総称で、眠りにつくことができない、眠りを維持できない、十分な睡眠をとっても疲労が回復しないなどの症状が現れる状態です。主に入眠障害（寝つきが悪い）、中途覚醒（夜中に目が覚める）、早朝覚醒（早く目覚めてしまう）、熟眠障害（ぐっすり眠れない）の4つのタイプに分類されます。これらの症状は単独で現れることもあれば、複数が重複して現れることも多く、特に高齢者では複数の症状を訴える人が多く見られます。

適切な睡眠がとれないことで日中の活動に支障をきたし、生活の質が大幅に低下する疾患です。

睡眠障害の特徴

厚生労働省の令和4年（2022年）「国民健康・栄養調査」によると、ここ1ヶ月間で睡眠による休養が十分にとれていない者の割合は20.6％となっており、日本人成人の約5人に1人が慢性的な不眠に悩んでいることが明らかになっています。この割合は平成21年からの推移で有意に増加しており、睡眠障害に悩む人は年々増加傾向にあります。また、1日の平均睡眠時間が6時間未満の者の割合は男性37.0％、女性39.9％に達し、特に男性の30-50歳代、女性の40-60歳代では4割を超えています。これらのデータから、推定で約2,600万人の日本人が何らかの睡眠の問題を抱えていると考えられます。

睡眠障害でお悩みなら当院までご相談ください。

睡眠障害を適切に治療せずに放置すると、身体的・精神的な健康に深刻な影響を及ぼします。慢性的な睡眠不足により免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなるほか、糖尿病、高血圧、心疾患などの生活習慣病のリスクが大幅に増加します。また、日中の集中力低下や判断力の鈍化により、交通事故や労働災害の危険性が高まります。

精神面では、うつ病や不安障害の発症リスクが増加し、既存の精神疾患がある場合は症状が悪化する可能性があります。さらに、記憶力や学習能力の低下、創造性の減退により、仕事や学業のパフォーマンスが著しく低下します。長期間の睡眠障害は認知症の発症リスクも高めるとされており、将来的な生活の質に重大な影響を与える可能性があります。

睡眠障害の原因

開院以来、当院には睡眠障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、睡眠障害の原因はひとつではないということです。

睡眠障害の原因として次のものが挙げられます。

複数の原因が引き金となり、頸椎カーブの減少や首の関節の可動域低下により末梢神経や血流に機能障害が起きて背中上部の筋肉の炎症や負担がかかり、それが肩こりとなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。睡眠障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

睡眠障害への対応として、次のようなものが一般的です。

睡眠薬療法

依存性や耐性の形成により薬剤の効果が減弱し、徐々に使用量が増加する可能性があります。また、日中の眠気、ふらつき、記憶障害などの副作用が現れることがあります。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、患者の積極的な参加と継続的な努力が必要です。また、専門的な治療者が少なく、治療を受けられる医療機関が限られています。

睡眠衛生指導

生活習慣の根本的な変更が必要で、仕事や家庭の事情により実践が困難な場合があります。効果が実感できるまで時間がかかることもあります。

原疾患の治療

基礎疾患の治療が長期間にわたる場合があり、治療費の負担が大きくなる可能性があります。また、複数の診療科での治療が必要になることもあります。

睡眠障害を改善するために

まずはあなたの睡眠障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、睡眠障害の原因を考え日常で障害となる原因について患者さんと共に考え見つけ出します。いくら治療をしても日常で負荷のかかる生活習慣をしていれば改善が難しいからです。そして治療は全身治療で施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持った院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

睡眠障害と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢から始まり、首のカーブの形状、首全体の可動域検査、背骨、腰、骨盤、股関節とをチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整形外科や整骨院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

睡眠障害のQ＆A

睡眠障害は自然に治りますか？

軽度の一時的な睡眠障害は自然回復することもありますが、慢性化した睡眠障害は適切な治療が必要です。早期の専門的な対応により改善の可能性が高まります。

睡眠薬は依存性がありますか？

一部の睡眠薬には依存性のリスクがありますが、医師の指導のもとで適切に使用することが大切です。自己判断での増量や長期使用は避けることが重要です。

睡眠障害の人がやってはいけないことは？

就寝前のカフェイン摂取、深夜の激しい運動、不規則な就寝・起床時間、昼寝の取りすぎは避けてください。また、寝酒も睡眠の質を悪化させます。

睡眠障害の治療期間はどのくらいですか？

症状の程度や原因により異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月の治療期間が必要です。生活習慣の改善と並行して継続的な治療が重要です。

何時間眠れば十分ですか？

個人差がありますが、成人では7-9時間が推奨されています。重要なのは時間よりも睡眠の質で、朝の目覚めが良く日中に眠気を感じなければ適切です。

睡眠障害は完治する病気ですか？

くの睡眠障害は適切な治療により大幅な改善が期待できます。完治の定義は様々ですが、日常生活に支障のない状態まで回復することは十分可能です。

睡眠障害と当院の鍼灸整体は非常に相性がいい治療です。鍼だけでなく、整体とカイロ施術を混ぜた全身治療は、整形外科や整骨院で解決できなかったお悩みが良くなり喜んでいただいております。

睡眠障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。