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顔面神経麻痺の鍼治療について

当院の方針を書きましたのでお読みください

顔面神経麻痺は耳鼻科領域では、今から数年前「顔面神経麻痺診療の手引き」では鍼治療に対する推奨グレードはC2(科学的根拠がないので勧められない)となっていました。

そしてつい前までは顔面神経麻痺に対して鍼通電治療も共同運動を引き起こす為、推奨しないとされていました。ところが、最近では、そもそもそのことを示す論文もないとなっています。

何について議論してきたのか少しわからないですが、これは耳鼻科領域の先生と鍼灸師がもう少し接点を持った方がいい。もしくは提携して一緒に顔面神経麻痺治療について考えて患者さんのQOLについて取り組んだらいいと思います。

当院の治療方針は、経験的に患者さんのQOLが向上させることを目的に積極的に鍼治療をおこなっていきます。その理由は

・表情筋の筋萎縮を防げるから
・顔面神経の近傍に鍼をすることで血流が上がりむくみなどが取れることが考えられるから
・表情筋の硬さが取れると患者さんのQOLが上がる
・鍼灸には抗炎症作用も考えられるから

ウイルスなどの再活性化で神経が炎症してしまうと変性(細胞が死ぬこと)がおきます。そのため神経と筋肉が繋がっていないので筋肉が動かなくなるのと、筋肉自体は萎縮してきます。その為鍼灸治療は必要と考えています。

鍼灸治療は、病院との併用が可能です。

【顔面神経麻痺】同僚が鍼灸を受けていたことを聞いて受診

末梢性顔面神経麻痺には2種類あります。ベル麻痺とラムゼハント症候群です。ベル麻痺で来院された50代女性の改善事例を紹介します。

主訴(来院時の症状)

12日前の早朝に顔面部の違和感に気が付き、翌日総合病院の耳鼻科を受診。MRI等検査でベル麻痺と診断された。電気的な筋検査electroneurography (ENoG)で18%、柳原法(顔面スコア)18/40点と診断されていたが、当院来院時には顔面スコア10/40点となっていた。
目が閉じられない、口から水がこぼれる、食べ物が頬にたまるといった症状があった。

来院までの経緯

会社の同僚が以前、顔面神経麻痺になり鍼灸治療を受けて良かったと聞き、当院に発症後12日に来院。当院に来院した時には発症から12日経過し当院の検査では顔面スコア10/40点と病院受診時より低かった。目が閉じられない、口から水がこぼれる、食べ物が頬にたまるといった症状があり、今後、表情が戻るのか心配な様子であった。

検査と所見

柳原法(顔面スコア)10/40点(初診時)

電気的検査:全体的に低周波刺激で動き、病院での検査よりも数値は高いと判断

神経学的検査以上なし
味覚:正常
耳鳴り:なし
めまい:なし

検査よりベル麻痺と判断し治療開始となった

施術と経過

初回 顔面スコア 10/40点
2回目 12/40点
3回目 20/40点

口の中には食べ物のカスがたまる状態

8回目 22/40点
9回目 24/40点

片目つぶり、イーとする、鼻を動かすなど動きができるように変わってきた

13回目 30/40点

22回目 34/40点

口元のツッパリ感が取れてくる。

27回目 36/40点

院長から

顔面神経麻痺の鍼治療については、学会では否定的な部分が多いです。ですが、顔面部の筋肉の萎縮を防いだり血流を良くし回復を促すという意味では非常に有効であると考えられます。また、つっぱりなどの違和感は患者さんの不安にもつながり、鍼で緩和を実感できるので喜んでいただいております。自宅でのストレッチや表情筋を温めるといったことを続けられたことも良かったと思います

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