野球肩

野球肩の症例報告

野球肩とは

野球肩は多くの野球選手が経験する悩みです。投球動作による肩への負担が積み重なることで発症するこの症状は、適切な対処をしなければ慢性化し、競技生活に大きな影響を与えかねません。ここでは野球肩の原因から改善法まで詳しく解説します。

ジュニアの野球肩のほとんどは上腕骨近位骨端線離開と呼ばれるもので、肩を構成する上腕骨の骨端線が開いてしまう状態です。投球を４週間程度中止することでよくなりますが、放っておくと大人になってから全力投球できないといったことになりかねないものなのでしっかり治すことが大切です。

野球肩の特徴

野球肩に悩む人の数
日本における野球人口は推定150万人以上と言われており、調査によれば野球選手の約11%以上が投球時の肩の痛みを経験しています。単純計算すると、15万人以上の野球選手が肩の痛みに悩んでいることになります。また、年齢が上がるにつれて発症率は高くなる傾向があり、小学生よりも中学・高校・大学生に多く見られます。

ジュニアの時期に見られる野球肩は上腕骨骨端離開で成長軟骨の部分で開いてしまうことが原因です。ただ離れるだけでなく、骨は捻じれて離れるので、しっかり完治しておかないと大人なってから投球時の痛みに繋がります。

野球肩でお悩みなら当院までご相談ください。

肩の痛みが慢性化し、投球動作だけでなく日常生活でも腕を上げる動作が困難になります。慢性的に痛みがある状態では筋力低下と筋萎縮が起きてくるため投球動作や力強さに影響してきます。また結果として関節唇や腱板の損傷に繋がり、手術や術後の長期のリハビリが必要となります。

野球肩の原因

野球肩は単に投げすぎの問題だけではありません。これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、野球肩の原因はひとつではないということです。

野球肩の原因として次のものが挙げられます。

野球肩は原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、関節に負担が掛かり野球肩症状としてでてきます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。野球肩は当院にお任せください。

病院とはここが違います

野球肩への対応として、投球制限の他、次のようなものが一般的です。

薬物療法

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、薬によっては皮膚が荒れたり、かぶれたりすることがあります。

物理療法

一時的な痛みの緩和には効果がありますが、根本的な解決に繋がらないことが多いです。万人向けの対処法とは言えません。

手術療法

侵襲的な処置であり、回復にはリハビリを長期間要します。また、手術後も負担をかけないように投球フォームの見直しや体幹トレーニングが必要です。

野球肩を改善するために

まずはあなたの野球肩の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、カウンセリングと検査で、野球の原因を考え見つけ出します。そして根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持った院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

野球肩は単独で発生しているのではなく、姿勢から始まり、首の可動性、背骨、腰といったことが関与しているほか、投球フォーム、体幹の筋力やバランス、柔軟性をチェックしたうえで改善を目指します。

野球肩のQ＆A

野球肩は自然に治りますか？

野球肩は単なる休養だけでは完全に治らないことが多いです。適切な治療とリハビリテーション、そして投球フォームの改善などが必要です。特に原因となっている問題（筋力不足、柔軟性の欠如など）を解決しなければ、再発リスクが高まります。

野球肩の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して投球を続けること、適切な準備運動なしでの急な投球、過度な投球数、不適切なフォームでの投球は避けるべきです。また、症状が出ている時期の重いウェイトトレーニングも避けたほうがいいでしょう

野球肩の種類にはどのようなものがありますか？

主な種類には、インピンジメント症候群（肩峰と上腕骨が衝突する状態）、腱板損傷、リトルリーグショルダー（上腕骨骨端線離開）、ルーズショルダー（動揺肩）があります。症状や年齢によって発症しやすい種類が異なります

鍼灸治療は野球肩に効果がありますか？

鍼灸治療は野球肩の痛みや炎症の緩和、血流改善、筋肉の緊張緩和に効果があります。特に肩周辺の血流を促進し、炎症物質の排出を助けるとともに、内因性鎮痛物質（エンドルフィン）の分泌を促して痛みを軽減する効果が期待できます。

野球肩に体幹トレーニングが必要なのはなぜですか？

体幹の筋力やバランスがないとブレが生じます。ブレの中でフォームが乱れ肘など下がりやすく肩にも負担が出てきます。体幹は球速にも関係します。

野球肩と当院の鍼灸整体、そして体幹トレーニングはは非常に相性がいい治療です。鍼だけでなく、整体とカイロ施術を混ぜた全身治療は、整形外科や整骨院で解決できなかったお悩みが良くなり喜んでいただいております。

野球肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。まずは怪我を防止するためにもお気軽にご連絡ください。