産後の骨盤矯正

産後の骨盤矯正症例報告

産後の骨盤矯正とは

産後の骨盤矯正とは、妊娠・出産によって開いたり歪んだりした骨盤を、適切な位置に戻すためのケアのことです。妊娠中にホルモンの影響で緩んだ骨盤周りの靭帯や筋肉を強化し、骨盤の安定性を回復させることで、産後の様々な不調を改善することを目的としています

産後のトラブルとして、いきみ、くしゃみによる尿漏れや腰痛、腰に力が入らないといったことがあります。産後、骨盤底筋が緩んだ状態であると産後の腰痛や括約筋の弱さのために尿トラブルに繋がります。産後に体に変化がある場合には早めに対策をすることをお勧めします。

産後の骨盤矯正の特徴

ある人口動態統計によると、年間約80万人の女性が出産しており、その多くが産後の骨盤の問題を抱えています。産後ケア施設の利用状況調査では、産後の身体的不調を訴える女性の約70％が腰痛や骨盤周りの痛みを経験しているとされており、推定で年間約56万人の女性が産後の骨盤調整を必要としていると考えられます

産後の骨盤矯正でお悩みなら当院までご相談ください。

骨盤の歪みを放置すると、慢性的な腰痛や肩こりが悪化し、日常生活に支障をきたすようになります。また、骨盤底筋の機能低下により尿漏れや子宮脱などの深刻な症状が現れる可能性があります。さらに、体型の戻りが悪くなり、将来的には変形性関節症や椎間板ヘルニアなどの重篤な疾患につながるリスクも高まります。

薬やマッサージで産後の骨盤調整が根本的に改善することは難しく、頭痛や肩こりを伴う場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

産後の骨盤トラブルの原因

開院以来、当院には産後の骨盤調矯正でお困りの方が数多く来院されています。産後の骨盤トラブルでは次のことが考えられます

• 妊娠中のホルモン変化
  リラキシンというホルモンの分泌により骨盤周りの靭帯が緩み、骨盤が不安定な状態になります。
• 出産時の骨盤への負担
  分娩時に赤ちゃんが産道を通る際、骨盤が大きく開き、骨盤周りの筋肉や靭帯にダメージを与えます。
• 産後の姿勢の変化
  授乳や抱っこなどの育児動作により、前かがみの姿勢が続き、骨盤の位置が悪くなります。
• 筋力の低下
  妊娠中の運動不足や産後の安静により、骨盤を支える筋肉群の筋力が著しく低下します。

産後の骨盤矯正の原因として次のものが挙げられます。

産後の骨盤調矯正は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

病院とはここが違います

産後の骨盤矯正への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

授乳中の場合、薬剤の使用に制限があり、根本的な解決にはならず一時的な症状緩和にとどまります

運動療法

継続的な通院が必要で、育児で忙しい産後の女性には時間的負担が大きく、効果が現れるまでに時間がかかります。

生活指導

育児環境では実践が困難な場合が多く、個人の努力に依存する部分が大きくなります。

産後の骨盤矯正を改善するために

まずはあなたの産後の骨盤矯正の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院の特徴

国家資格を持った院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

産後の骨盤矯正と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢から始まり、首のカーブの形状、首全体の可動域検査、背骨、腰、骨盤、股関節とをチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整形外科や整骨院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

産後の骨盤調整のQ＆A

産後の骨盤矯正はいつから始めればいいですか？

産後1ヶ月健診で医師の許可が出てから開始するのが安全です。悪露が落ち着き、体調が安定してからが適切なタイミングとなります。

産後の骨盤の歪みは自然に治りますか？

軽度の歪みは自然回復する場合もありますが、多くのケースでは適切なケアが必要です。放置すると慢性化するリスクが高まります。

帝王切開でも骨盤調整は必要ですか？

妊娠中のホルモン変化により骨盤は影響を受けているため、帝王切開でも骨盤調整は必要です。ただし、傷の回復を優先してください。

ストレートネックと診断されました。施術可能ですか？

可能です。首のカーブの最大の役割は頭との重さとその3倍の重力を分散させることです。ストレートネックでも関節の可動域を作り、頸や肩甲骨や背骨にかかる負担を減らしていきます。合わせて腰痛持ちの方が多いため腰の治療が必要場合があります。

産後の骨盤調整の人がやってはいけないことは？

激しい運動や重いものを持つこと、無理な姿勢での作業は避けてください。また、自己流の矯正は悪化の原因となることがあります。

骨盤ベルトはいつまで着用すべきですか？

一般的には産後2～3ヶ月程度が目安ですが、個人差があります。筋力が回復してきたら段階的に使用時間を減らしていくことが大切です。

産後の骨盤矯正と当院の鍼灸整体は非常に相性がいい治療です。鍼だけでなく、整体とカイロ施術を混ぜた全身治療は、整形外科や整骨院で解決できなかったお悩みが良くなり喜んでいただいております。

産後の骨盤調整は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。