逆児（骨盤位）

逆児の症例報告

逆児（骨盤位）とは

逆児（骨盤位）とは、胎児が子宮口に頭を向ける頭位に対して逆に足を向けてしまう状態を指します。東洋医学では胎児は温かいほうに頭を向けるという考え方があり、母体の足が冷たいと逆子（骨盤位）になると考えています。ところが、大人の場合には頭寒足熱。足が冷たいと寝つきが悪くなり、頭も寝るときには熱いよりも冷めていたほうが眠りがいいです。大人と体の中の胎児は逆というのが面白いですね。

逆児（骨盤位）の頻度は、妊娠末期ではおおむね3～5％です。妊娠中期では約40～50％にみられるとされ妊娠末期で3～5％に激減することから正常胎位に導く何らかの作用が体の中に存在すると考えられてます。

逆児の特徴

逆児には単に母体の足が冷たいだけでなく、胃腸系が弱っているタイプ、気が上手く動いていないタイプがあります。

・気血両虚タイプ
・気帯タイプ
・脾虚タイプ

逆子の治療では全員がすべて治るという保証はありません。ただ、タイプを考えそのほか体の状態を考え施術していくことが大切です。また、なるべく体を締め付けるようなズボンや腹巻とうは避けてリラックスした状態と胎児に話しかけるというスピリチュアルなことも必要と考えています。

32週目以降は胎児も大きくなり子宮内でのスペースも狭くなると考えられます。逆子が判明したら早めに施術を受けていくことをお勧めします。

• 32週をすぎたら早めに施術を受けてみる（わかった時点で早めがよい）
• お腹が張ることが多いとき以外は締め付けるベルトは避ける
• 脚は冷やさないように気を付けて過ごす（温める）
• 体を冷やす食材は避ける（氷水、甘いもの、脂っこいものなど）
• 睡眠はしっかり取る
• 胎児に話しかける

が当院で逆子の方にお勧めしている過ごし方と養生です。

逆子の施術の効果は施術したあと２日間と言われていまので３日後には受けて頂くことをお勧めしています。

逆子のタイプ

気血両虚タイプ

東洋医学では逆子（骨盤位）を胎位不正といい、古医書には横産、逆産として胎位異常が記載されているようです。主なタイプには虚弱体質で気血が不足しがちなところで妊娠すると、胎位変換の力が低下しているタイプ。特徴として、やせ又は肥満であるが筋肉にしまりがない、息切れ、疲労感があり脈は弱い。

気帯タイプ

情緒が抑鬱し肝気が鬱血し気帯（気のつまり）胎児の体位変換が阻害されるタイプ。寒冷刺激で縮こまり気がうっ滞しても同様になる。特徴として、胸苦しい、上腹部が張って苦しい、精神的抑うつ、ため息をつく、血圧高め。

脾虚タイプ

脾の力が弱く、水湿が停滞して胎児の変換が阻害されるタイプ。筋肉のしまりのない肥満傾向、体が重く、疲労感、食欲不振、少食、浮腫みがある。

病院とはここが違います

産婦人科の場合、次の治療法が一般的です。

逆児（骨盤位）を頭位にするために

逆子（骨盤位）になるということを東洋医学では次のように考えます。

子宮が収縮している状態をお腹の張りと考え、その張りを楽にしていくことはもちろん、逆子のタイプを考えていきます。そのため問診と検査はしっかりとおこないます。

当院の特徴

国家資格を持った院長が豊富な経験と技術で、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

逆子（骨盤位）の治療でさいたま市で鍼灸院を探しているなら、当院にお気軽にご相談ください。

逆子（骨盤位）のQ＆A

どのくらいの間隔で治療を受けたらいいでしょうか？

データーによると逆子の灸をした後に逆子が治っている例だけを調べたところ、約半数が２４時間以内。４８時間以内に矯正された例が約８割となっています。反復治療として2～3日間隔でよいかと思います。

逆子体操はしなくてもいいですか？

１つの矯正方法なのでどちらともいえません。ですが、最近では逆子体操よりもお灸のほうが効果が高いと言われています。

治療している期間に気を付けることはありますか？

冷たいものや足先が冷えることを避けてみてください。食べ物は甘いものや脂っこいものは避けて頂いて体に良いとされる食物繊維や食事のバランスを心がけてみてください。睡眠をとることやストレスをためすぎないことも大切です。

靴下を履くことは足を温めることですか？

冷たい飲み物にタオルを巻いても温まらないのと同じように、冷たい足に靴下を履いての温まらないです。入浴や足浴、ホッカイロなどで温めることが大切です。

逆子（骨盤位）に悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸の施術を受けて、このような変化がありました。

全ての人が矯正されたわけではありませんが、逆子（骨盤位）に悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてご満足頂いております。まずはお早めにお相談ください。

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