腰椎分離症

腰椎分離症の症例報告

腰椎分離症とは

腰椎分離症とは、腰椎の関節を構成する骨が折れてしまうことです。
腰椎分離症を放置すると、繰り返す痛みが続くほか、早期に治療しないと分離した骨がくっつかないことがあります。また、分離した状態から腰椎が前方に滑る、すべり症に発展する恐れがあります。そのため小児～中学生ぐらいの間に発症した場合には早期の固定が必要です。初期治療を誤ると生涯にわたって腰痛に悩まされ、痛みやしびれが慢性化し、日常生活に支障をきたす可能性があり最悪の場合、神経が強く圧迫されることで足の麻痺や排尿障害などの深刻な症状を引き起こす可能性もあります。
主な診断方法は、レントゲンとMRIです。２つで分からない場合にはCTという選択肢もあります。

2週間以上続く腰痛がある小学生・中学生の約45%が腰椎分離症と診断されているようです。小中学生の腰痛は、単なる腰痛と考えずにしっかりとした医療機関で診断を受けることが必要です。

腰椎分離症の特徴

「大人では腰痛はあるけど、子供の腰痛なんてない」と考えるのは少し考え治したほうがいいかもしれません。若年者における腰痛の有病率は、成人の有病率とほぼ等しいという結果もあります。（日整会誌77：ｓ517、2003）腰椎分離症はスポーツをしている小学生から高校生までに多いため念頭に置くことが必要です。腰を反らすと腰が痛いといった症状や2週間以上続く腰痛には注意が必要です。

腰椎分離症でお悩みなら当院までご相談ください。

腰椎分離症の程度が軽くても初期の治療が大切で、骨折した部位を治癒させることが大切です。日常的に痛み、痺れが起こるなら運動中止。放置してしまうと症状が進行して、将来的に慢性的な腰痛持ちになってしまう恐れや分離症からすべり症に発展してしまう恐れがあります。
湿布などでごまかさず、初期の場合には安静にして治癒させ、その後のトレーニングで再発防止策を考えるべきです。

腰椎分離症の原因

開院以来、当院には腰椎分離症でお困りの方が数多く来院されています。
これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腰椎分離症の原因はひとつではないということです。

腰椎分離症の原因として次のものが挙げられます。

腰椎分離症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。
複数の原因が引き金となり、結果として繰り返す腰部への負荷が金属疲労のようになり骨折します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには問診検査が何より重要になります。

病院とはここが違います

腰椎分離症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

あくまで対処療法であり根本治療ではありません。子供の初期の分離症では安静が必要です。大人は慢性的な症状に発展していることが考えられ、根本的な解決にはつながりません。

コルセット装着

子どもの初期の分離症では必要なことです。超初期であれば分離した骨がくっつく可能性が高く、コルセットと運動中止が大切です。大人の場合には長期間の使用することでかえって腰の筋力低下することもあります。コルセットの幅も大きいため、ズレやすく安定感にばらつきがあります。

物理療法

そもそも治療法として適していない場合もあります。効果を実感するまで時間を要するため、継続性に問題があります。

腰椎分離症を改善するために

まずはあなたの腰椎分離症の原因を明らかにします。
原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

そのために当院では初診時のカウンセリングと検査を大切にしています。一人ひとり異なる腰痛の原因を見つけ出し、明確な根拠のもとに治療を進めることをおこないます

当院の特徴

国家資格を持った院長が、初診から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では身体の変化や症状を見逃すことがないように、検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整形外科や他の整体院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腰椎分離症のQ＆A

腰椎分離症は治るのですか？

成長期の子供の分離症は早期であればあるほど分離した骨がくっつき完全治癒に至りやすいです。

腰椎分離症は中学生でもなりますか？

なります。繰り返す運動練習や体幹部の筋力不足がブレを作り、骨に負担が掛かります。背骨の未発達の状態で自己回復力能力を超えた運動は、負担が掛かり骨折に繋がります。関節の硬さや柔軟性の低下も関係します。

腰椎分離症の予防はどうすればいいですか？

まずは柔軟性の確保です。そして次に体幹の筋力強化。そして最後は骨が未発達であることを理解し、過度の運動や練習を避けることです。疲労を自覚し体を休めることも大切です。

腰椎分離症のトレーニングは教えてもらえますか？

当院では、KOBA式体幹トレーニングを中心に分離症体幹トレーニングをお伝えしています。自己流だとかえって腰痛になってしまう体幹トレーニングをわかりやすくポイントをお伝えしています。怪我の予防以外に競技能力の向上につながります。

病院で手術を勧められましたが手術すべきでしょうか？

分離症の手術はリスクや競技復帰についてドクターと話して決める必要があります。場合によってはセカンドオピニオンを求めてスポーツドクターに相談することやトレーナーと話し合うことが大切です。

腰椎分離症で悩まされていた皆さまも、当院で鍼灸整体の施術を受けて、このような変化がありました。

初期の腰椎分離症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。