美容鍼（顔の針のトレンド）

顔の鍼と聞くと私は顔面神経麻痺を考えてしまいますが、最近のトレンドでは美容針です。ちなみに「針」と「鍼」の違いは道具としての「針」か施術としての「鍼」かの違いだそうです。（医学的に正しい美容鍼　BAB JAPANより）

美容鍼＝cosmetic acupunctureとは？

美容鍼＝cosmetic acupuncture
　　　=「化粧品鍼」と訳していいのかわかりませんが、
美容鍼＝cosmetic acupunctureと英語圏では言うようです。

顔面部のたるみ、小じわ、代謝不良、くま、くすみ、浮腫、皮膚の老化といったことに使われます。

１番の特徴は自分の皮膚の再生能力を引き上げ利用し、それらを改善していくと言うことが美容鍼の特徴です。薬物で神経を働かなくさせたり、手術して皮膚を止めるということはありません。ただ、リスクとしては内出血が起きる場合があります。

その理由は、皮膚に傷をつけ創傷治癒の反応を起こさせるからです。「顔の皮膚は薄く摩擦に弱い」なんてことは聞いたことがありますか？聞かなくても、顔の皮膚が薄く敏感であることは感覚的にも知っているのではないでしょうか？そのような場所なので出血した場合には目立ちやすいです。（出血しても体に吸収されるので残ることはありません。お化粧で隠す方がほとんどです。）　

生理学的にも顔の皮膚の感覚領域で占める割合は多いです。下の図はペンフィールドの運動野と感覚やといって、脳を輪切りにして運動野と感覚野に占める手足や指、顔など領域です。顔の運動野や感覚野の領域が広く占めていることがわかります

ペンフィールド　運動野と感覚野

美容鍼の目的

美容鍼では皮膚のシワに直接、針を刺していきます。なぜかと言うと皮膚は老化してくるとシワやタルミが出来やすくなります。

その原因の１つが加齢による皮膚のターンオーバーの低下。

食品やサプリで補う研究は行われてきましたが、現在は自分の中で新しいコラーゲンを作り出す方法に注目があつまり、美容針にも注目集まるようになりました。つまり、針の施術によって皮下のコラーゲンを誘発することができると言うことです。