
院長:後藤お気軽にご相談ください!
こんにちは、浦和Blossomはりきゅう治療院の院長、後藤です。朝起きるときに腰に激痛が走る、足がしびれて歩くのがつらい、そんな症状でお悩みではありませんか?病院で椎間板ヘルニアと診断されて、手術を勧められたけれど本当に手術しかないのか不安に感じている方も多いかもしれません。
実は当院にも、腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方が数多く来院されています。痛み止めや湿布では根本的な改善が難しく、仕事や日常生活に支障が出ている状態で相談にいらっしゃる方がほとんどです。今日はそんな椎間板ヘルニアについて、原因から治療法、そして手術以外の選択肢まで詳しくお話ししていきますね。


椎間板ヘルニアは適切な治療を受ければ、手術をせずに改善できるケースも多いんです
椎間板ヘルニアという言葉は聞いたことがあっても、実際にどういう状態なのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。腰椎の骨と骨の間には、クッションの役割を果たす椎間板という軟骨があります。この椎間板の中にあるゼリー状の髄核が、何らかの原因で外に飛び出してしまった状態が椎間板ヘルニアです。
飛び出した髄核が神経を圧迫すると、腰痛だけでなく足の痛みやしびれといった症状が現れます。特に坐骨神経が圧迫されると、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて電気が走るような痛みを感じることがあります。咳やくしゃみをしただけで激痛が走る、前かがみになると痛みが強くなるといった特徴的な症状も見られます。
興味深いことに、MRI検査で椎間板ヘルニアが見つかっても、必ずしも症状が出るわけではありません。健康な人の約20~30%にもヘルニアの所見が見られるという研究結果もあり、画像所見だけでなく実際の症状と合わせて総合的に判断することが大切なんです。
椎間板ヘルニアは20代から40代の働き盛り世代に多く見られます。男性の方が女性よりも2~3倍発症しやすいとされていますが、女性でもデスクワークや育児で前かがみの姿勢が続く方は注意が必要です。発症しやすい部位は腰椎の4番目と5番目の間、または5番目と仙骨の間が多く、これらの部位は日常的に負担がかかりやすい場所でもあります。
スポーツをされている方では、10代半ば以降から発症するケースもあります。特にバスケットボールやバレーボールなど、ジャンプ動作の多い競技や、野球やゴルフなど体をひねる動作が多いスポーツでは腰への負担が大きくなります。
これまで数多くの椎間板ヘルニアの患者さんを診てきた経験から、はっきり言えることがあります。それは、椎間板ヘルニアの原因は決してひとつではないということです。
長時間のデスクワークで猫背の姿勢が続いている、重い荷物を持ち上げる作業が多い、運動不足で腰回りの筋力が低下している。こうした日常生活の中の複数の要因が複雑に絡み合って、椎間板への負担が蓄積されていきます。
腰椎は本来、適度なカーブを描いています。しかし長時間の座り仕事や前かがみの姿勢が続くと、このカーブが失われて椎間板への圧力が高まります。特にパソコン作業で画面を覗き込むような姿勢を長時間続けると、腰椎だけでなく首や背中全体に負担がかかってしまいます。
ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)やお尻の筋肉の柔軟性が低下していることも、腰への負担を増やす原因になります。これらの筋肉が硬くなると骨盤の動きが制限され、結果として腰椎への負担が大きくなってしまうのです。
意外に思われるかもしれませんが、精神的なストレスも椎間板ヘルニアと深い関係があります。ストレスを感じると無意識のうちに筋肉が緊張し、その状態が続くと筋肉の柔軟性が失われていきます。仕事のプレッシャーや人間関係の悩みを抱えている方ほど、体の緊張が強く現れる傾向があります。
また、睡眠不足や不規則な生活習慣も体の回復力を低下させ、小さな負担の積み重ねが大きな症状につながってしまいます。体と心は密接につながっているということを、私自身も経験を通じて実感しています。
椎間板にセンサーを付けて、計算式を解きながら荷物を持った人と、計算をしないでも荷物を持った人との椎間板にかかる負荷を調べた試験では計算式を解きながらのほうが負荷がつ用意ことがわかったということがあります。計算式をストレスと考えると、人はストレスと抱えている人のほうが椎間板に負荷が強くかかることが考えられます。
整形外科を受診すると、まずはレントゲンやMRI検査で状態を確認します。診断がつくと、多くの場合は保存療法から始まります。消炎鎮痛剤の処方、湿布、場合によってはブロック注射で痛みをコントロールしながら、理学療法やリハビリを併用していきます。
痛み止めの薬は確かに痛みを和らげてくれますが、あくまで対症療法であって根本的な解決にはなりません。強い鎮痛薬を使うと眠気や集中力の低下といった副作用が出ることがあり、仕事や運転に支障が出てしまうこともあります。さらに胃腸への負担も大きく、胃薬を一緒に処方されるケースがほとんどです。
長期間薬を飲み続けることで、薬が効きにくくなったり、薬なしでは不安になったりする方もいらっしゃいます。痛みが治まったように感じても、根本的な原因が解決されていなければ、また同じ痛みが繰り返されてしまいます。
電気治療器やホットパック、牽引機といった物理療法も一般的に行われます。しかしこれらの治療が本当に椎間板ヘルニアに適しているのか、効果を実感できるまでに時間がかかりすぎるという問題があります。痛みが強い時期に毎日通院することが難しく、治療を途中で断念してしまう方も少なくありません。
コルセットの装着も指示されることがありますが、長期間使用すると腰の筋力が低下してしまい、かえって症状が悪化するリスクもあります。コルセットは一時的な固定には有効ですが、ずっと頼り続けることは根本的な改善につながらないのです。
当院では椎間板ヘルニアの治療において、まず最も重視しているのが検査です。なぜなら一人ひとり原因が異なるからこそ、その人に合った治療法を見つけることが改善への近道だからです。
初回のカウンセリングでは、症状が出始めた時期や生活習慣、お仕事の内容、過去のケガや病気まで詳しくお聞きします。その上で血圧測定、脈診、触診、姿勢分析、動作確認、整形外科的検査など複数の検査を組み合わせて、現在の状態を多角的に評価していきます。
検査で原因を特定した後は、鍼灸治療と整体を組み合わせたオーダーメイドの施術を行います。鍼灸には血液循環を改善させて痛みを和らげる効果があり、整体では関節の位置を整えて体全体のバランスを調整していきます。
特に椎間板ヘルニアの方には、専用のベッドを使用した施術も行っています。このベッドは腰への負担を最小限にしながら効果的に治療できる構造になっており、痛みが強い方でも安心して施術を受けていただけます。
15年以上の臨床経験の中で、延べ5万人以上の患者さんを診てきました。その経験から、検査が8割、施術が2割という考え方で治療を進めています。原因を正確に把握できれば、最短で改善に導くことができるからです。
国家資格を持った院長が初診から施術まで一貫して担当するため、毎回同じことを説明する必要もなく、体の変化を細かく追いながら治療計画を調整していけます。他の治療院でよくある、行くたびに違う先生で説明が一からやり直しといった心配もありません。
整形外科で手術を勧められて当院に相談に来られる方は少なくありません。確かに手術が必要なケースもありますが、すべての椎間板ヘルニアが手術適応というわけではありません。
手術を検討すべき状態は、排尿障害が出ている、足に力が入らず歩けない、といった日常生活に重大な支障が出ている場合です。それ以外の痛みやしびれといった症状であれば、まずは保存療法を試してみる価値は十分にあります。
実は椎間板ヘルニアには自然退縮という現象があります。飛び出した髄核は体にとって異物とみなされ、マクロファージという免疫細胞によって少しずつ分解されていくのです。すべてのケースで起こるわけではありませんが、適切な治療とケアを続けることで、約60~85%の方が手術をせずに症状が改善するという研究結果もあります。
椎間板への血流は少ないため、傷の修復には時間がかかります。一般的には6ヶ月程度かかると言われていますが、その間に適切な治療を受けることで痛みを軽減し、日常生活を送りやすくすることができます。
治療と並行して、日常生活での過ごし方も改善への大きなカギとなります。無理のない範囲で体を動かすことは、筋力を維持し血流を良くするために大切です。
| 場面 | 注意点 |
|---|---|
| 起床時 | 急に起き上がらず、横向きになってから体を起こす |
| 座っているとき | 30分に一度は立ち上がって軽くストレッチする |
| 荷物を持つとき | 膝を曲げてしゃがんでから持ち上げる |
| 寝るとき | 横向きで膝を軽く曲げた姿勢が腰への負担が少ない |
冷えも症状を悪化させる要因になります。特に足元が冷えると血流が悪くなり、筋肉も硬くなってしまいます。冬場だけでなく夏場のエアコンにも注意が必要です。湯船にゆっくり浸かって体を温めることも、筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。
症状が落ち着いてきたら、無理のない範囲でストレッチや軽い筋力トレーニングを始めましょう。ハムストリングスやお尻の筋肉を柔らかく保つこと、腹筋や背筋を適度に鍛えることで、腰椎への負担を減らすことができます。
ただし痛みが強い時期に無理をするのは逆効果です。どんなストレッチや運動が適しているかは、体の状態によって異なります。当院では一人ひとりに合わせた自宅でできるセルフケアもお伝えしていますので、ぜひご相談ください。
椎間板ヘルニアになると、いつ仕事に復帰できるのか不安になりますよね。復帰までの期間は症状の程度やお仕事の内容によって大きく変わってきます。
デスクワーク中心のお仕事であれば、適切な治療を受けながら1~2週間程度で復帰される方が多いです。ただし長時間座りっぱなしにならないよう、こまめに立ち上がる工夫が必要です。立ち仕事や重い荷物を扱う肉体労働の場合は、1~2ヶ月程度かかることもあります。
焦って無理をすると症状が悪化してしまうこともあるため、体の状態を見ながら段階的に活動レベルを上げていくことが大切です。当院では症状の経過を見ながら、いつ頃どの程度まで活動できるか具体的なアドバイスをさせていただいています。
椎間板ヘルニアは大人だけの病気ではありません。スポーツを頑張っている中学生や高校生にも発症することがあります。成長期で骨格がまだ完成していない時期に、激しいトレーニングや同じ動作の繰り返しで腰に負担がかかり続けると、椎間板を傷めてしまうことがあるのです。
若い世代の場合、早期に適切な対応をすれば改善する可能性が高いです。まずは無理なトレーニングを控えて体を休めること、そして根本的な原因を見つけて治療することが大切です。手術が第一選択になることはほとんどなく、保存療法で十分改善が見込めます。
部活動を続けたい気持ちは分かりますが、無理を続けると将来的により深刻な状態になってしまう可能性があります。早めに相談していただければ、スポーツ復帰に向けた治療計画を立てることができます。
腰の痛みや足のしびれで毎日がつらい、仕事や家事に集中できない、手術は怖いけれど他に方法がないのか不安。そんな悩みを一人で抱え込んでいませんか?
椎間板ヘルニアは確かに厄介な症状ですが、適切な治療とケアを続けることで、多くの方が改善されています。当院でも、整形外科で手術を勧められていた方が鍼灸整体の施術で痛みが軽減し、日常生活を取り戻された例が数多くあります。
痛み止めを飲み続けることに不安を感じている方、他の治療院で効果を実感できなかった方も、諦める前に一度ご相談ください。一人ひとりの体の状態に合わせた治療で、あなたの痛みの根本原因にアプローチしていきます。朝起きるのが怖くない、仕事を気にせず集中できる、そんな日々を取り戻すお手伝いをさせてください。
椎間板ヘルニアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。つらい症状を我慢し続ける必要はありません。いつでもお気軽にご連絡ください。

