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【変形性脊椎症】痛みで横断歩道を渡るのもやっとだった・・・
1年半ほど前から左股関節の痛みからスタートし、病院では股関節の異常はなく経過観察。その後腰部レントゲン検査から変形性脊椎症と診断を受け、リハビリや投薬で楽になっていた。当院に来院する5か月前より下肢の痺れと痛みが強くなり、来院時は横断歩道を渡ることがやっとであったという70代女性の改善事例を紹介します。

主訴(来院時の症状)
1年半ほど前に左股関節が痛くなりK病院を受診。左股関節のレントゲンでは異常なく経過観察。その後、痛みが変わらないため再受診し、腰のレントゲンから変形性脊椎症と判明した。リハビリと湿布等で楽になっていため通院をしなくなり、月1回の定期診察で湿布をもらい様子を見ていた。
202X年4月頃から徐々に右下腿まで痛みが出るようになり、前かがみの姿勢が続く状況の後には痛みが強くなっている状態であった。
歩行時の痛み・痺れも強く、横断歩道を渡った後には支柱につかまって休まなければならないほどの痛み。腰部前屈や左側屈で痛みが腰部や左股関節・下肢に痛みがでやすい状態。腰部筋緊張が強く疼痛性姿勢もとられている様子であった。
来院に至るまでの経緯
茶道をする仕事柄、前かがみが多く腰に負担がかかる姿勢が多かった。徐々に痛みが強くなり、朝起きると痛みが強く歩いているうちに楽になるが立っていると痛くなるので台所仕事も出来ない状態であった。
ご近所さんに相談した時に当院の存在を知り来院に至った。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- SLR(-)
- ラセーグ・パットリック(-)
- ボンネット(+-)
- ケンプ(+)
- 股関節屈曲・足関節背屈・長母趾伸筋 MMT 4/5 (L)
- 右前斜屈(+)
- 疼痛姿勢(+)
検査結果からMRIを勧め後日検査結果を報告頂いた。

白く映っている部分が脊髄神経で数か所狭くなっている箇所が見られます。変形狭窄とヘルニアによる脊髄神経(もしくは位置的には馬尾神経)圧迫があります。

しっかりとした画像トレーニングを受けていないのではっきりと言えませんが、神経根の圧迫があると画像では判断します。(臨床症状と一致はしているので)

施術内容と経過

実際の治療の様子とは異なりますが、腰部から左下肢にかけて鍼をして低周波治療機を使い通電しています
腰椎緊張が取れるよう、鍼灸治療と腰椎の矯正に重点を置き日常での姿勢や運動に重点を置いた
痛みに変化、楽になるが朝が一番つらい。左下腿にかけて「ジ~ン」とするような痺れと痛みがある。
病院でMRI検査結果を教えてもらう。前日からプレガバリン、リマプロストアルの処方がスタート。それまでと比べると前屈やしゃがみがしやすい。
ケンプテスト(∔)
痛むところが限局化してきている感じ。ここまでは1日おきの治療。6回目の時の前日に散歩して帰ってきたどうしょうもなく痛く、冷や汗をかくほどであった。歩行距離は500メートルくらい。
腰回りが楽。左すねが痛だるく、目が覚める。痛む範囲が狭くなっているが動かしたくなる痛さ。
前日は楽に過ごせたが夜からジンジンと痛みが出てきた。左足に体重をかけると左股関節のあたりに「ジ~ン」と痛みが出る。
今日は歩くのに痛みが強くつらい。痛みが大腿全面と下腿外側にかけて出る。
朝が一番つらい。散歩は100mくらい。散歩から30分くらいすると楽になる。
寝るときにどの体勢でも痛かったが現在は横向きであれば楽。散歩は昨日よりも楽に歩けている。脛の灼熱感があり、知覚6/10。
痛みの感じが変わってきている。脛の灼熱感はなくなっている。ただ、奥のほうで痛む感じがある。マッサージをすると楽。
少しずつ楽になっていることがわかる。歩行時にペタペタ足音がしていたがそれがなくなっている(踵立は不可)痺れ感はあるが感覚が戻ってきている感じがある。腰部前屈ですねのツッパリ感が出る。歩行距離も2キロくらいまでできるようになり、初期のころ使っていた押し車も使わなくても歩ける。
※当院では診断は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません
以下ご本人の現在の感想
脛の痺れはありますが、4月頃の痛みは無くなり歩く距離も伸びています。気持ちの面でも楽になり、痛かったときは家の掃除など気が向かったのが出来るようになりました。逆に動けるようになったので、これまでと同じように家事や掃除をしても疲れを感じ、動けなかった時に体力が落ちることを実感しているとのこと(※治療時の受け答えの中から抜粋して載せております)
院長からのコメント
とにかく治ることへの意欲が強く感じました。痛くても日々散歩をして回復具合やどの動きで痛みが出るのかを観察されていました。そのため治療でも参考にさせて頂き、改善に役立っていたと思います。
変形性脊椎症は椎間板の退行性変化が基盤となり、脊椎の関節や周辺の筋肉や靭帯、骨に影響が出て変形に繋がり神経が圧迫や刺激を受けて様々な症状が出てくる状態になります。結果として脊柱管狭窄の原因になる病態です。
今回の症例でも、経過で様々な症状が出て一筋縄ではいかない状態でした。ただ、変化が常に出て、出来る動きが増え、自宅でもストレッチや散歩、体操に取り組んで頂くことが改善に繋がっていると考えています。また、処方されて神経性疼痛に効果があるとされるお薬と合わせて相乗効果があったとも考えています。筋力についても、特に足関節背屈に関しては少しずつ筋力が戻ってきているので変形があっても神経の圧迫が整体や鍼灸で改善されていると考えらる症例です。
おそらく症状的には手術案件ではないかと思うので、それが回避できそうで私としても嬉しいです。
現在はできる体操やストレッチは積極的におこなってもらい更なる筋力向上を目指して治療を続けて頂いてます。
心身一如、気持ちも明るくなって意欲的に動けるご様子は嬉しいです。
腰椎椎間板ヘルニアでお悩みなら…
腰椎椎間板ヘルニアについて解説しているこちらのページもお読みください。



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