
院長:後藤お気軽にご相談ください!
坐骨神経の痛みで走るのがつらくなってくると、「このままずっと付き合っていくしかないのかな」と不安になりますよね。ですが、鍼灸治療や整体で体のバランスを整え、さらに体幹トレーニングを取り入れていくことで、痛みが出にくい体づくりをしていくことは十分に目指せます。


治療の現場で多くの方をみてきましたが、体の使い方とバランスを整えていくことで「坐骨神経の痛みが出ていない」と変化していく方を何度も見てきました
坐骨神経痛というと「坐骨神経そのものの原因」というイメージを持たれがちですが、実際には腰やお尻、股関節まわりの筋肉や関節のアンバランスが積み重なった結果として神経が刺激されているケースがとても多いです。
例えば、お尻の奥にある筋肉が片側だけガチガチに硬くなっていたり、骨盤が前後どちらかに傾いたままになっていたりすると、その周囲を通る神経は常に引っ張られたり挟まれたりした状態になってしまいます。こうした状態が続くと、ちょっとした動きや負荷でも痛みやしびれが出やすくなってしまうのです。
厄介なのは、自分では気がつかない筋肉疲労や筋肉の深部のコリ。走行距離、月間200キロ以上のランナーは体のケアは必須。100キロくらいのランナーでも怪我をしないためにも定期的なケアは必要だと考えています。
鍼灸治療には、硬くなった筋肉のこわばりを和らげるだけでなく、自律神経のバランスを整えて血流を改善していく働きが期待できます。坐骨神経のラインに沿った筋肉が柔らかくなってくると、神経の通り道に少しずつ余裕が生まれ、過敏になっていた部分の刺激が和らいでいきます。
また、鍼灸では痛みが出ている場所だけでなく、体全体の「気血の巡り」を整えることも大切にします。同じ坐骨神経痛でも、冷えや疲労が強く関わっているタイプ、ストレスによる緊張が影響しているタイプなど、体質によってアプローチは少しずつ変わります。こうした体質面に合わせて施術を組み立てられるのも、鍼灸の大きな特徴です。


整体では、骨盤や腰椎、股関節まわりの歪みや動きのクセを整えることで、「そもそも坐骨神経に負担がかかりにくい状態」をつくっていきます。片側にばかり体重を乗せてしまう癖や、歩くときに骨盤が大きく揺れてしまうパターンが改善してくると、同じ距離を歩いたり走ったりしても神経へのストレスはぐっと減っていきます。
特に、長時間のデスクワークや同じ姿勢が続く仕事をされている方は、立ち方や座り方の癖がそのまま坐骨神経の負担につながっていることも多いです。整体で動きの土台を整え、日常の姿勢の指導も合わせて行うことで、再び痛みが出にくい体の使い方を身につけていくことができます。
鍼灸や整体で痛みが落ち着いてきたら、次のステップとしてぜひ取り入れてほしいのが体幹トレーニングです。体幹とは、腹筋や背筋、骨盤まわりのインナーマッスルなど、いわゆる体の「芯」の部分を指します。ここがしっかり働くようになると、日常生活でも運動中でも、腰や骨盤が安定しやすくなります。
体幹が弱いと、歩くときや走るときに上半身がグラグラと揺れやすくなり、その揺れを支えるために腰やお尻の筋肉が過剰に頑張らなければいけなくなります。結果として、お尻の奥の筋肉が疲労で硬くなり、坐骨神経の通り道が狭くなってしまうのです。逆に言えば、体幹が安定してくるほど腰やお尻の負担は減り、同じ動作でも痛みが出にくい体になっていきます。


体幹トレーニングと聞くと、「きつい筋トレ」をイメージされる方もいますが、最初は呼吸を意識した簡単なエクササイズからで十分です。仰向けで膝を立て、お腹の奥に軽く力を入れながらゆっくり呼吸を続けるだけでも、インナーマッスルは少しずつ目を覚ましてくれます。
痛みの状態や筋力のバランスに合わせて、段階的に負荷を上げていくことが大切です。当院でも、坐骨神経痛の症状が落ち着いてきたタイミングで、その人の体に合った体幹トレーニングを一緒に確認し、自宅で続けやすい形でお伝えしています。
坐骨神経痛は、一度良くなってもストレスや疲労、無理な動きが重なると再び顔を出すことがある症状です。ただ、「痛くなったらそのつど治療する」という繰り返しではなく、痛みが出にくい体の土台をつくっていくことで、長い目で見たときの再発リスクを減らしていくことは十分に可能です。
鍼灸で筋肉と自律神経の状態を整え、整体で骨格と動きのバランスを調整し、さらに体幹トレーニングで自分の力で支えられる体を育てていく。この三つを組み合わせることで、普段の生活や仕事、スポーツの場面で坐骨神経にかかる負担は着実に軽くなっていきます。「その場しのぎ」ではなく、根本から痛みの出にくい体づくりを目指すことが、将来の不安を減らす一番の近道だと感じています。
もちろん、症状の程度や生活スタイルによって、どこまでトレーニングをしていいのか、どのくらいのペースで進めていくべきかは変わってきます。そこを一緒に確認しながら、無理のない範囲で少しずつステップアップしていくことが大切です。
今まさに坐骨神経の痛みでつらい思いをしていると、「この先どうなってしまうんだろう」と不安が頭から離れないかもしれません。ですが、体の状態を丁寧に見ていき、鍼灸や整体でバランスを整え、体幹トレーニングで土台を作っていくことで、痛みとの付き合い方は必ず変わってきます。
痛みが出るたびに我慢する生活から、痛みの出にくい体を自分で育てていく段階へと一緒に進んでいきましょう。坐骨神経痛は決して「一生の付き合い」と決まっているわけではありません。あなたの体の状態や生活背景に合わせた方法を一緒に考え、無理なく続けられる形でサポートしていきますので、お気軽にご相談ください。