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顔面神経麻痺の鍼治療について当院の方針を書きましたのでお読みください
顔面神経麻痺は耳鼻科領域では、今から数年前「顔面神経麻痺診療の手引き」では鍼治療に対する推奨グレードはC2（科学的根拠がないので勧められない）となっていました。
そしてつい前までは顔面神経麻痺に対して鍼通電治療も共同運動を引き起こす為、推奨しないとされていました。ところが、最近では、そもそもそのことを示す論文もないとなっています。
何について議論してきたのか少しわからないですが、これは耳鼻科領域の先生と鍼灸師がもう少し接点を持った方がいい。もしくは提携して一緒に顔面神経麻痺治療について考えて患者さんのQOLについて取り組んだらいいと思います。
当院の治療方針は、経験的に患者さんのQOLが向上することを知っている為、顔面神経麻痺については積極的に鍼治療をおこなっていきます。その理由は
・表情筋の筋萎縮を防げるから
・顔面神経の近傍に鍼をすることで血流が上がりむくみなどが取れることが考えられるから
・表情筋の硬さが取れると患者さんのQOLが上がる
神経がウイルスなどの再活性化で炎症してしまうと神経の変性（死ぬこと）がおきます。
そのときには神経と筋肉が繋がっていないので動かなくなるのと、筋肉自体は萎縮して
きます。その為鍼灸治療が必要なんです。
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